シニアはひとくくりではない。米国ではジュニア・シニアとかマチュアなどと言われる55歳以上65歳未満のシニアと、
65歳以上のシニアではライフステージも違えばものの考え方、価値観が違う。米国のジュニア・シニアはまだ精力的で、
仕事に対してもリタイアしようとは思わない傾向にあるが、後者はこれまでの仕事主体のルーティーンな生活から卒業し、
自分の趣味や興味に合った勉強を始めたり、またはパートタイムで新たなキャリアーを追究しようとしている。
また消費に対する感覚も異なり、前者は若年層と同じように様々なブランドを渡り歩くが、後者は気に入ればそのブランドの長期的なロイヤルカスタマーとなる傾向が強い。このようにシニアの興味やニーズは今、
非常に多様化し変化している。
シニア消費者にアピールしたければ、まず、これまでのシニアに対するステレオタイプなイメージと、
ばくっと大枠で捉えたイメージは払拭することだ。ターゲットとなるシニアをさらに細分化し、それぞれの年代の特徴を分析した上で、
マーケティング戦略を立てなければならない。
米国のビジネス界では今、ヘルスケアー業界はもとより、インターネット、自動車、住宅開発、旅行業界、大学機関、
アパレル業界など様々な業界が、このビックマーケットを逃すまいと、消費者ニーズの分析に躍起になっている。
MRGアソシエイツ社は、その地の利、現地ネットワークを生かし、刻々と変化し進化し続ける米国のシニアビジネスを、
日々追跡し、その調査・分析に基づいたコンサルティング・サービスを提供している。
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